シャワーの勢いが弱くなる要因を探る5つの確認事項と対処法
なぜシャワーの勢いが弱くなるのか
シャワーの勢いが弱いといっても、その要因には様々なものがあります。
じゃあ要因を特定するのは素人には難しいんじゃない?と考えた方もいると思いますが、誰にでもできる確認方法を紹介いたします。
要因さえわかってしまえば、水圧の調整は簡単にできますので、上から順番に確認してみてください。
全体の水圧を確認する
家の中すべての水圧が弱い場合は、家に水を引き込む前から水圧が弱くなっていると考えられます。
そういう場合は、大本の元栓がしっかり開いているかを確認しましょう。元栓が中途半端に開いている状態だと、水圧が弱くなります。
元栓の場所は水道メーターの近くにあるのが一般的です。
給湯器の容量不足を確認する
元栓もしっかりと開いている場合は、給湯器に問題があるかもしれません。お湯を使う時だけ水圧が下がるという場合は、特に給湯器が怪しいです。
給湯器の容量が小さい場合は、より大きなものに交換するという対処方法があります。交換できない場合は、低水圧用シャワーヘッドを試してみてください。
給湯器の大きさは「号」で表す
給湯能力は「号数」で表されます。これは「水温25℃のお湯を1分間に出せる量」を示しています。
- 16号⇒1分間に25℃のお湯を16リットル
- 24号⇒1分間に25℃のお湯を24リットル
水温の低い冬場では暖めるのに時間がかかるため、号数よりも低くなります。
給湯器の目安
妥当な号数の目安としては、1人暮らしであれば16号で、冬場でも家族と問題なく使うのであれば24号程度が妥当です。
止水栓を確認する
蛇口の近くには、止水栓が取り付けられている場合があります。
止水栓は、蛇口を修理したりするときに水漏れを防ぐ目的でつけられていて、水圧をコントロールする時にも使用されます。
この止水栓も、開き切ってない場合は水圧が弱くなります。しっかり開いていない場合は、マイナスドライバーで開いてあげましょう。
ストレーナーの詰まりを確認する
水栓器具の中には、ストレーナーというフィルターが取り付けられています。
ストレーナーは外部から入ってくる異物を取り除くためのフィルターで、長年使用しているとサビが増えたりして詰まりを起こしている場合があります。
業者が水回りを修理するときなどは、真っ先にストレーナーを確認するそうです。ストレーナーは複雑な部品ではないので、素人でも取り外しはできます。
もし中にゴミが詰まっていたら、いらない歯ブラシなどを使って清掃を行ってください。清掃方法については、以下の動画がわかりやすいと思います。
低水圧用シャワーヘッドに交換する
上述したことを確認しても問題が見つからない、もしくは給湯器が小さいけど交換できないという場合は、低水圧用のシャワーヘッドに交換することで対処することができます。
交換手順については、シャワーヘッドの交換方法をご参照ください。
シャワーヘッドを交換するだけで水圧が上がるワケ
ホースの先端を指で潰すと水の勢いは強くなりますよね。同じことをシャワーヘッドでやっているから、勢いが強くなるんです。
水が出る穴を小さくしたり穴の数を減らすことで、水圧を上げているということです。
節水にもなる
水の量を制限して勢いを強くしているので、水が出る量は普通のシャワーヘッドよりも少なくなります。そのため、節水にもなり家計にも優しいですね。
おすすめの低水圧用シャワーヘッド
おすすめの低水圧用シャワーヘッドは、カクダイの「マッサージストップシャワヘッド」です。ボタンで「通常」「マッサージ」「ストップ」と水が出る量を切り替えることができます。
この商品はうちでも利用していますが、勢いが一発で改善しました。今までチョロチョロと出ていた感じが、一気にジャーッと出るようになったのでビックリですよ。
どうしても問題が改善しない場合
どうしてもシャワーの勢いが強くならない場合は、以下のようなことが考えられます。
- 元々の水圧が低い
- 使用している水道管が細い
- 水漏れしている
- マンションの給水装置の不備
これらの理由で水圧が低くなっている場合は、自分で対処するのは難しいです。水道局や管理組合などの業者に依頼するか、大家さんや調査会社に相談しましょう。
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