シャワーヘッドで親孝行を

シャワーヘッドで親孝行を

父は大正生まれにも関わらず、シャワーを上手くつかっての生活をしていました。庭に植木鉢でのさつきを多く育てていました。

その為に、さつきの根元にシャワーで水を与えるのですが、目で見てもやわらかく感じる様なシャワーからの水でした。毎日のみずやりを、さつきを枯らさないために行うのですが、花が咲く事は年に一度ばかりなのです。

自慢をするわけではないのですが、父は水回りの事などもお金をあまり使わないで、自分で作業をしていました。この事において父は節約精神もあるのですが、水回りのこと等をすることが趣味でもありました。

外回りの修理や補修なども、とても楽しんでしている様に見えるのです。外壁なども、雨水から家を守る為に、はしごをかけての塗料など自分で塗っていました。

家の中のお風呂に関しても、3つのシャワーをうまく使い分けていました。水だけが出るシャワー・ガスで沸かしたお湯が出るシャワー・ユニエーターと言われる太陽熱温水器でのシャワーとなります。

ですからお風呂場には3つのシャワーがありましたが、多くのシャワーの為のホースがありますが、父は迷うことなく入浴の際にも使っていたのです。

この太陽熱温水器は、夏など暑い時期には非常に活躍するものとなります。

弱った母への介護などにも、父はお風呂場にシャワーがある事で、自分が無理をしないで入浴をさせてあげていました。

父が育ったころには、シャワーなどもなくお風呂に入るのも風呂桶で入っていたのです。
それなのに、自分の家を建てた事で、お風呂場にシャワーをつけての暮らしをしていたのです。

最近ではシャワーヘッドにおいても選べる時代となりました。

父が入浴の際に使っていたのは、以前の事となり生活にするためのシャワーヘッドも地味さはありましたが、「便利なシャワーだなあ」と父が言ったことを私は思い出します。

もし今父が生きていましたら、旅行につれていってあげたいのです。そしてお風呂好きな父に、豪華なホテルに泊まらせてあげて、素敵と感じるシャワーヘッドで浴びさせてあげたいのです。

もう親孝行はできなくなりましたが、生きている間に親孝行が少なかった私なのです。

また父の孫となる私の娘が家を建てたことで、お風呂場に父が感動するようなシャワーヘッドをつけているのです。すぐ物事に感動する父に、その娘の家のシャワーを使わせてあげたいのです。

今はいない父ですが、お風呂場のシャワーヘッドを使う事で、喜んでくれる事と思うのです。

シャワーヘッドにも色々な種類もありますが、お風呂にいれてあげる為にも親孝行に使える物の一つとなります。