手ごわい水回り、固定こまスピンドルについて

手ごわい水回り、固定こまスピンドルについて

水道にはスピンドルパッキンという物を採用している場合、適合しないケースが多々ある

水道の水道栓の中には、固定式スピンドルと言って、蛇口をひねれば水が出るという単純な水道栓を使用していることが多いんですが、実はこの固定式スピンドル、おしゃれな水道の蛇口を締めたり開けたりするタイプですと特殊スピンドルパッキンという物を採用しているケースがあるんです。

これがかなり曲者で通常、インターネットで売られているTOTOの水道栓のコマは一般の蛇口の水道の部品で特殊スピンドル部品はネットでは販売されてないんです。だから物すっごい手間でしかも、品番を入れても出てこないんですね。

特に曲者なのがゴム巻きスピンドルというやつで、これ、ネットでも情報が出てこない上、かなり古いタイプ、1985年よりも前の水道に使用されていたことがある特殊なものでTOTOに直接問い合わせて在庫から商品を購入しないと入手できない特殊なものがあるんです。

だから、水道修理の方々もこの水道を見ると震え上がり、何このよくわからん部品、しかも鉄のねじの部分らへんにゴムがまかれている、ありえないほどすごい技術のパッキンが使われれているという方向で修理できないと言われてしまうんです。

しかも、このタイプ、厄介なことに普通の水道の蛇口のスタンダードである普通のコマスピンドルと長さも全然違っていて、異様に長いんです。普通、蛇口のスピンドルは、長くても2センチあるかどうかで、特殊スピンドルは、4センチ以上の長さがありまして、ものすごく長いんです。だから、水道工事の人がやってきても直せないんです。なぜなら、長さが足りないから、普通の市販されているTOTOの部品で直せないから諦めてしまうんですね。

コマスピンドルなどで見たことない部品や製造番号が分からない場合製品を販売している会社名が分かっているのであれば営業所に部品を持っていくと意外に部品を取り寄せてもらえる

これは豆知識としてぜひとも知っておいてほしい点で、実は水栓パーツは古くなりすぎると部品の印字が削れてしまって見えなくなることがあるんです。ですが、その部品を作っている取り扱っている会社が分かっている場合、営業所というものが必ず周囲にありますので、営業所に行けば、普通に部品を探してくれるんです。

しかも、TOTOの場合、部品にある印字が消えていてもその部品を見たことがある人がいれば普通に部品の在庫を探してくれて本社にあるのか営業所にあるのかを教えてくれてその場で購入できるんです。ただ、大抵は、特殊部品という形で恐らくですが、1985年よりも以前の部品になりますと本社にある在庫だけですから在庫取り寄せという形で対応してくれるため、見たことがない部品が使われている場合もあせらず、取り付けた水回りの会社を思い出して営業所に行って部品を見せて部品を用意してもらい購入して帰るといいでしょう。

大手であれば、あまりにも古い部品でもまだ在庫が残っているケースが多く在庫があれば、古い、浴室に使用されているシャワーユニットの特殊部品でも探し出すことができますので、まずはおかしくなっている部品を探す、そしてその部品をネットで調べてみる、ネットで調べても部品が出てこない謎の部品であると分かってもあせらずに営業所に謎の部品を持っていく、これだけすれば、どんなに古い浴室に備え付けてあるシャワーユニット群でも部品の在庫さえあれば、普通に営業所で取り寄せてくれますよ。

ただ、あまりに古いと営業所の人がぞろぞろとやってきてまだその部品を使用してくれる人がいるんだという方向に話が変に弾むことがありますが、それについては仕方ないことですし、部品によっては、本当に古い部品が出てくることがあるらしく、他の社員たちに見せたいということで年長者の社員の方が写真を撮ることもありますがそれは大目に見ましょう。

それほど古い部品でも用意できる可能性があるほうが奇跡なので古いユニットだけど諦めないといけないのだろうかと考えず、まず商品を提供している営業所に部品を持ち込んでみる、これをすると案外、40年以上前の部品でも見つかることがあり、まだ製造していることもあるのであきらめずに営業所に行ってみるといいです。

どうしても部品がない場合、互換品というもので修理も可能なケースがあり、営業所に行けば互換部品も教えてくれる

TOTOなどでは、あまりに古すぎる固定コマスピンドルを使用している場合、部品がないというケースがあります。ですが、互換品というものでとりあえず水道が機能するようにという方向で修理を可能とするケースもあり、こうした情報は営業所に行くと互換品が使用できる場合、互換品で直しましょうという方向で話をしてくれることがあります。

ただ、注意してほしいのは、本当に特殊なスピンドル部品の場合、互換品は存在せず、互換品がないものについてはお取り寄せになります。そしてお取り寄せできず、もう部品が製造されてない場合、残念ですが、その水栓ユニットは修理不可能ということになります。

なので、これ、ネットで調べたけど部品がないと言われているという場合もあせらず、営業所に言って互換部品を購入して修理するか、取り寄せで部品を用意してもらうといいです。ちなみにですが、特殊な水道パーツをネットで転売しようとするとものすごく警告を食らう上、情報開示されてしまうので、特殊な水道パーツを営業所で購入して売るというのはやってはいけません。

というのも営業所も、必要な人に部品を購入してもらうという方向で営業していますので、ネットで転売する行為は欲しい人に商品が届かなくなるという方向からやってはいけない行為でかなり厳しい処分を受ける可能性があるらしく、絶対にしてはいけないです。営業所で取り寄せてもらえる部品は本当に必要な人に届けるという方向性なので、ビジネス目的で見たことがない古い部品を取り寄せて第3者に売りつけるのはダメです。