トイレの水が流れない時はどうする?おすすめの対処法6選

トイレの水が流れない時はどうする?おすすめの対処法6選

「トイレの水が流れない!!」こんな状況で困ったことって1度は経験あるのではないでしょうか。当記事では、トイレの水が流れない時にできる対処法をご紹介しています。

6つの対処法をご紹介しておりますので、状況に合わせて試してみてください。

1. 水を入れてみる

応急処置ではありますが、バケツで水を入れてやると、とりあえず流れてくれることがあります。これは、トイレットペーパーなどの溶けやすいものが詰まっているときに有効な方法です。

バケツで水を入れることにより、中の水が動き、隙間ができるようになります。
そのうちに溶けやすくなり、なんとか流れてくれるというわけです。

大きめのペットボトルでもホースでも、水を流すことができるものなら、なんでも利用できます。少し高めの位置から入れて、水と一緒に空気を送り込むようにすると、うまく流れるようになります。

もし中の水かさが増しているようなら、バケツやポンプで汲み出してから始めてください。水を減らしておくと、排水口にしっかり水が当たるため、成功しやすくなります。

ただし、この対策はあくまでも一時的なものなので、根本的な解決にはなりません。その後もスムーズに流れるようにするなら、別の対策も行うようにしましょう。

2. フロートバルブを動かす

流れない不具合をしっかり改善するためには、タンクの水を確認してみてください。もし水が溜まっているようなら、それは便器の方へ流れていない状態です。タンクの排水が正常に行われていないのでは、流れるものも流れません。

そんなときは、フロートバルブを動かすことが大切です。

フロートバルブは、ゴムフロートやフロート弁とも呼ばれる重要な部分です。レバーをひねったとき、フロートバルブがきちんと持ち上がれば、水が流れるようになっています。

水が流れないときは、フロートバルブが上がっていないということです。その原因となるのは、汚れや水垢になります。余計なものが付着したことで、本来の正常な動きが鈍ってしまうわけです。

鎖を引けばとりあえず動かすことはできますが、その後も普通に使いたいなら、しっかり掃除をしてください。たまった汚れや水垢を取り除いてやれば、フロートバルブがスムーズに動くようになります。

3. フロートバルブの鎖を交換する

鎖が切れていた場合は、いくら引いてもフロートバルブが持ち上がることはありません。

また、レバーを回しても、その動きがフロートバルブまで伝わらないため、流すことができなくなってしまいます。

そんなときは、鎖を交換してしまいましょう。

新しい鎖を取りつけてしまえば、また普通に流すことができるのです。部品は特別なものではなく、ホームセンターに行けば簡単に購入できるため、自力でも直せるようになっています。

4. ポールタップの汚れを落とす

タンクに水がたまっているときは、ボールタップの動きが止まっていることも考えられます。ボールタップというのは、浮き玉と呼ばれるボール状の部品と、そこにつながる指示棒で構成されています。

タンクの中央にある浮き玉が上下することで、水量を調整しているのです。浮き玉が高いと水が止まり、低いと給水します。

ところが、汚れや水垢がボールタップの動きを妨害していると、正常な水量調節ができなくなります。浮き玉がきちんと上下しないため、水が流れなくなってしまうのです。

この場合も、掃除が効果的な方法になります。手で強引に動かせば、とりあえず流すことは可能ですが、その後も正常に動くとは限りません。

常に水が流れるようにするなら、ブラシなどを使い、ボールタップをきれいに洗ってください。動きを妨げるものがなくなれば、浮き玉が正しく上下するようになり、水の流れが戻ります。

また、引っかかりにも注意してください。汚れていなくても、たまたまタンクの壁に引っかかっていたりすると、上下の動きが止まってしまうのです。とはいえ、動きを邪魔する付着物がない状態なら、解決するのは簡単です。

手で動かして正常な位置に戻せば、普通に流れるようになります。浮き玉の動きをよく見て、正しく動くようにしておきましょう。

5. 止水栓を開ける

タンクを確認したとき、水がたまっていないようなら、そもそも止水栓が開いていない状態です。止水栓は元栓のようなものなので、開いていなければ、いくらタンクの中をいじっても水は流れません。

普通なら開いているものですが、点検や修理のあとなどは、元に戻すことを忘れてしまい、締めっぱなしにしていることがあります。この問題を解決するなら、方法はいたってシンプルです。

閉じてしまった止水栓を再び開けてしまえば、何事もなかったかのように水が流れます。止水栓を開けるときは、付属の開閉用具やマイナスドライバーを使いましょう。

6. ラバーカップで水を動かす

ラバーカップというのは、スッポンやガッポンなど、よく擬音で呼ばれるゴムがついた棒です。

トイレが流れないときは、まっさきにこれを思い浮かべることが多く、対策としては定番のアイテムになります。タンクや止水栓に異常がないときは、中で詰まっている可能性が高いので、これを使って流れを改善しましょう。

ただし、詰まったものを押し流さないように注意してください。トイレットペーパーのように溶けるものならともかく、溶けない異物をぐいぐい押しこんでしまった場合は、配管が完全に詰まることもあります。

ラバーカップの主な役割は、ゴムが戻る力で水流をつくることです。無理に押しこんだりせず、引き戻すように作業を進めていきましょう。