湯沸かし器の凍結防止機能に頼ってはダメ!!

湯沸かし器の凍結防止機能に頼ってはダメ!!

湯沸かし器の凍結機能は意外に落とし穴がある

近年では、湯沸かし器エコキュートとか、エコジョーズなんかには、凍結防止機能という機能が付属していて水道管が凍結しても給湯器だけは守る構造が付与されているんです。

ここが落とし穴でして給湯器の凍結防止機能って、実は給湯器内部の凍結を防ぐだけで外部の凍結は防げないんですね。だから、北海道のような雪国で気温が低下するエリアにおいては、湯沸かし器事態に備えてある凍結機能に頼っていてはだめで、湯沸かし器の凍結防止機能は水道管まで温める機能というのはないんです。

だから、水道管の破裂を防ぐために北海道では水が流れている間に水を使用して水を使用し終わると湯沸かし器の排水弁を開いて水をすべて排出して元栓を締めに行く、この作業をすることで湯沸かし器につながる水道管の破裂を防ぐことができるんです。

湯沸かし器の凍結による問題で一番困るのが破裂

湯沸かし器の問題で一番困るのは、恐らく破裂です。これ、一番厄介な問題で、凍っているうちに水道管が破裂してしまうと水道管のつなぎ目すべてが緩んでしまい、色々な場所で水が漏れてしまうんです。

水道管の破裂というのは実は水道管の管が爆発するんじゃあなくて、つなぎ目が変形して壊れてしまい、そこから氷の束が出てくるんです。だから、自然と水道管内の氷が解けると今度起きる問題というのが水浸しになるという問題です。

ここからが水道管破裂の厄介な点で、パイプをつなげる結合部分の交換だけで済めば修理は簡単です。水道の元栓を締めてパイプの接合部分をひたすら交換して回る、これで済みます。問題は金属ではないパイプなんかに多いのが水道管の接合部分のほうが頑丈でなぜかパイプ部分が先に壊れてしまうと厄介な修理になるんです。

ちなみに塩ビパイプの水道の場合、接合部分のほうが頑丈で厚みがあることが多いため、接合部分は案外大丈夫でつなげてあるパイプ側に披裂が入ることの方が多かったりします。こうなりますと、個人でも修理できるんですが恐らく塩ビパイプが入手できないことも多いと思われ修理できない可能性も否定できないです。

幸い、湯沸かし器に使用するパイプは金属ですが稀に、塩ビパイプの配管がありまして、特殊配管というもので金属と塩ビを組み合わせた特殊パイプというもので出来ている場合があるから以外にパイプの接合部ではなく、パイプそのものに穴が開いて水漏れになることがあるんです。

そして塩ビは弱点がありまして、温度変化に弱いという特性があり、薬品なんかに態勢はあるんですけど、太陽光とかの紫外線に弱い点、温度変化で伸縮したりする点があり、外れてしまうという問題があったため、金属と塩ビを組み合わせた特殊パイプというもので湯沸かし器の配管をしていることがあるんです。

これが破裂しやすい配管なので、湯沸かし器において一番困るのは破裂で破裂を防ぐためには水道の元栓を締めてパイプに水が流れないようにするしかないというわけですね。

割と多い失敗で給湯器内に水が残っているのに、給湯器の電源を抜いてしまうという問題

この問題は、ガスの給湯器、エコジョーズとかエコキュートなどで給湯器内部に水が残っていて電源を抜いてしまうという問題です。これは、エコジョーズとかエコキュートは、一応給湯器内の水を完全に抜き去ることができる排出弁を設けているんですが、この排出弁から完全に水を抜いたと思い込みもう水は給湯器内部に入ってないから大丈夫という方向で電源を抜いてしまうということを意味します。

なぜ電源を抜くのかですが、これは、どうせ給湯器は使用できない上、水が給湯器側に無いのだから破裂しないだろうという方向性で給湯器の電源を切ってしまうことがあるんです。

ですが、これ、いけない行為で給湯器は長期間水を使わない場合においても電源を入れておく必要があり、その理由は、内部で固まっている可能性がある氷を溶かして排出するために必要な処置で排水弁をあけっぱなしにしていてもまだどこかに水が残っていたらそこから冷たい空気が入り込み、内部で再度氷になり膨張する可能性が高いため、給湯器は基本電源だけは入れておく必要があるんです。

特にエコキュートは、タンク内の水を排出した際、すべての水がきれいに排出されていると限りません。そしてタンク内で氷になった場合、体積が膨らんでタンク内を傷つけることもあるため、エコキュートもタンク内の水をすべて抜き去る排水弁を開きっぱなしにしても電源だけは入れておかないと大惨事になる可能性もあり得るんです。

ちなみに、この機能は凍結防止機能という機能で今現在の給湯器のほとんどに付与されている機能です。なので室内タイプのガス給湯器も基本電源だけは入れておく必要があり、排水弁を開いて水をすべて外に出しているようにしていても意外に給湯器内部に水が残っていた場合、内部で再凍結して内部を傷つけることがあるため、電源だけは入れておくことが望ましいです。