シャワーだけでお風呂に入っている気分を味わいたい

私は２６年前に頸椎の難病で肢体不自由の障害者になってから現在に至るまで、しばらく浴槽に浸かった事がありませんでした。その理由は、足があまり上に上がらないのと、筋肉が落ちてフラフラした状態でしか体を維持出来ないので、この状態では浴槽を跨ぐ動作が出来ないからです。

何とか跨いで浴槽に浸かりたいとの思いで、福祉の助成を得て、浴室のサイズ（0.75坪）に合う物としては一番低い浴槽に替えてみました。しかし、やはりかなり危ない思いをしないと入れないので、入るのを敬遠してシャワーだけという事になってしまいます。

シャワーだけでは冬はつらい・・・

そこでシャワーだけでも温まれるようにとシャワーヘッドも広範囲に広がる物に替えてみました。暖かい時期はまあそれでもいいのですが、問題は初冬から春になるまでの間の寒い時期です。まずシャワーで床面を温め、そして蒸気で浴室をある程度温めてから入るのですが、その寒いのなんの、シャワーを全身にくまなくかけるのですが、一気に全身にはかからないのですぐ寒くなってしまいます。それでも仕方が無いので、ずっとそれを続けて来ました。

ところが、最近になってテレビのコマーシャルかドキュメンタリーか忘れてしまいましたが、壁から４～５０ｃｍぐらいの棒状の物が２本張り出していて、その棒状の物から下向きに水が出るタイプのシャワーが映っていて、ご老人が気持ちよさそうにそのシャワーを浴びている動画を見ました。これなら浴槽に浸からなくても下に座って温水を浴びているだけで、入浴しているのと同じ効果が得られるのではないかと、ふと思いました。

世の中が進み、科学技術が進歩すると以前では考えられなかった色々な物が出てきます。あのテレビに映っていたシャワーもまさしくそんな物なのでしょう。どうにか導入したいと思っています。問題は、マンションの狭い私の家の浴室に設置が可能かどうかです。

テレビに映ったあのシャワーヘッドがほしい・・・

見た限りでは、壁に設置し、使用する時に出して使い普段は折りたたんで置く、私以外の家族が通常のシャワーヘッドを利用するのにも、場所的には問題なさそうです。ところが、給湯がどうなのかです。現在は都市ガス１３Ａのリンナイの給湯器を使用し、排気は壁に給湯器の排気部分をそのまま出してしていますが、このシャワーまでの給湯ルートがどうなるのか、給湯が電気温水式などとなると残念ながら、浴室、トイレ、洗面を合わせて全面改築でもしないと我が家への設置は不可能となります。

でも出来れば設置して、あのテレビの老人のような雰囲気味わいたい、そういう思いでこれから資料を集めます。