お風呂をリフォームしたい!その前に…

お風呂をリフォームしたい!その前に…

建てた時はピカピカだった我が家も、長らく住んでいるとあちこち痛んでくるものです。

特にトイレ、キッチン、浴室等の水周りは各メーカー新商品を次々出していることもあり、ショールームへ足を運んでみると「いいなぁ、すぐにでもリフォームしたい!」という欲望を刺激されること間違いなしですね。

そんな水周り設備の中でも「浴室」「お風呂場」はリフォームの中でも金額が大きく、工期も7日程度はかかりますので、いざとなってから慌てることなく対処したいものです。今回は「浴室リフォーム」を考えたら、これだけは考えておきたいことをお話していきます。

今の浴室はどんな浴室?

今の浴室はどんな浴室?

一口に「浴室」と言っても、ご家庭によって様々。何が「どんな?」なのかと言うと、浴室は大きく分けて「在来型のお風呂」「ユニットバス」の2つに分けることが出来るのです。石などで造った立派なお風呂や浴室の壁がタイル張りになっているお風呂はだいたい「在来型」です。そうではなくFRP等のプラスティックで出来ている壁は「ユニットバス」の可能性が高いでしょう。

「在来型」の浴室は床を剥がした時に木材が水で侵食されていることがあり、工事費もその分多くかかる場合があります。「ユニットバス」はその点その様な心配がないので手間が少なく、不測の追加費用が発生する可能性が低いと言えます。

浴室リフォームの場合、多くは「ユニットバスに取り替える」ことだとすれば、どの様な利点があるのでしょうか。

まず、上記で述べたように「水漏れがほとんどない」です。ユニットバスは今の浴室に箱をストンと入れるようなものなので、広さは今までよりも若干小さくなりますが、水漏れの心配はほとんどありません。

次に、何と言っても「温かい」ことです。最近ヒートショックが問題になっていますが、ユニットバスだけでも温かく、更に浴室暖房を入れたりして万全を期すことが出来ます。

また最近はどのメーカーでも浴槽に断熱材を付けたり、浴室の壁や天井も断熱仕様のものを多く提供しているので「温かさ」という点から見ると、かなり至れり尽くせりになっています。

次に「今のお風呂場」をもう少し見てみましょう。

お風呂場の扉、ドアが一面引き戸で新しいユニットバスのドアを片側折戸にする場合、壁を作る必要があるため追加費用がかかる可能性があります。

浴室内の端から端まで窓である場合、ユニットバスの窓を加工する費用が余分にかかる可能性もあります。こうした点も踏まえて、業者さんに事前によく確かめて下さい。

どんな浴室にしたい?

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では新しいお風呂はどの様にしたいでしょうか?

例えば「これから子供を何人か」ということなら、お子様と一緒に入浴が出来るイスの様に座れるタイプのものが良いかもしれません。一人でゆっくりと寛ぎたいのなら、身体を伸ばして浴槽に浸かれるタイプが良いかもしれません。足腰が心配なら、浴槽のへりに座れるようになっているものが良いかもしれません。

「お風呂で疲れを癒しながらテレビを楽しみたい」
「冬寒いのは嫌なので、入る前にシャワーのようにお湯が流れて暖めるタイプのものにしたい」

これらは浴槽の形についてですが、浴槽そのものの材質もFRP、人造大理石など種類があります。またこれは「楽しみ」な部分でしょうが、「色」も選ばなければなりません。いずれにしても予算やライフスタイルに合わせて、「これ!」というポイントを決めて下さい。

また事前に決めた方が良い点としては、「握りバー」「浴室乾燥機」をどうするかということがあります。「握りバー」は後から付けることが難しいことが多いので、事前に決めておいた方が良いでしょう。

リフォーム後にできることは?

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こうしてお風呂をリフォームした後、もっとやれることはないのでしょうか。実はあるのです。

  • 大抵のユニットバスは浴室入り口とフラットになるため(段差がなくなるため)、バリアフリー化したことで補助金が出ることがある。バリアフリーが出来なかったとしても、壁や天井を断熱仕様にしたことで補助金が使える可能性がある。
  • 介護保険の補助を使える場合がある。

これらは自治体によって使えるかどうか、条件があるのかどうか違うので、事前に問い合わせておくと良いと思います。補助金を使う場合は事前に見積書等を自治体に提出する必要があるので、業者さんとよく打ち合わせておくと良いでしょう。

これらの他に使えるかもしれない点として、「固定資産税が安くなる」があります。65歳以上などの条件があるかもしれませんが、確定申告後翌年の固定資産税が安くなります。これは自分で行う必要があるので、役所の窓口で確認しておくと安心です。

 

以上ざっくりとですが、浴室をリフォームする前に知っておいたり決めていたら安心かなと感じることを書いてきました。少しでもお役に立てたら幸いです。